連結対象子会社である、株式会社三和化学研究所では、医薬品、診断薬の研究開発と製造販売、医薬品の受託生産を行っています。
企業理念「人にやさしい“くすり”を世界の人びとに」の下、健康を望むすべての皆さまのために事業を展開しています。
糖尿病・腎疾患領域の治療の研究に真摯に向き合う
糖尿病領域を中心に生活習慣病の改善に寄与する医薬品、付加価値の高いジェネリック医薬品、国内トップシェアの血糖自己測定器や診断薬の開発・製造・販売を行っています。大手医薬品メーカーの受託生産も行っており、三和化学研究所独自の製剤技術が国内外から高い評価を得ています。
信頼性の高い医療情報を提供するMR
約300名のMR(医薬情報担当者)が、医師や薬剤師の方々に医療用医薬品の詳細情報を提供しています。効能・効果・適正使用等のご説明はもちろん、自社製品の有効性・安全性に関する情報や副作用情報を収集し、その評価・分析結果をフィードバックします。また、学術研究会やセミナーをコーディネートし、信頼性の高い医療情報を提供しています。
医薬品製造事業の概要
医療用医薬品製造
患者さまのQOLや経済的な面を真剣に考え、使いやすく、より安全かつ有効な“くすり”を開発しています。




シリンジ
医薬品生産受託
株式会社三和化学研究所のFUKUSHIMA工園・熊本工場の2つの工場では、自社医薬品の製造だけでなく、大手医薬品メーカーの受託生産も行っています。
研究開発(パイプライン)の状況
製薬企業として持続的に成長するには新薬開発が不可欠であり、糖尿病と腎・透析関連領域を中心に、まだ多くのアンメット・メディカル・ニーズが残されている領域を新たな成長市場と捉え、当領域の新薬開発に注力し、開発パイプラインを充実させています。
2021年6月には、二次性副甲状腺機能亢進症治療薬「ウパシタ静注透析用シリンジ」の製造販売承認を取得し、キッセイ薬品工業株式会社と日本国内におけるコ・プロモーション契約を締結しました。本剤は製造・販売・流通を三和化学研究所が行い、キッセイ薬品と共同で医療情報提供活動を実施します。
独自技術のOSDrCを活用した新しい製剤の開発
OSDrC(オスドラック:One-Step Dry-Coating Technology)は、有核錠を含む多層錠をワンステップで製造することを可能にした三和化学研究所独自の製剤技術で、新しい配合錠や付加価値の高い製剤開発が可能です。医療ニーズに応える多種多様な有核錠を製造する技術提案に努めています。
機能融合や協業による新規ビジネスの創出
医薬品製造における「高品質」「安定供給」「低コスト」といった強みを生かし、スズケングループが持つ他の機能との融合や協業企業との連携により、新たなビジネスモデルの創出、生産性の向上を目指しています。
2019年には東邦ホールディングス株式会社と設立した株式会社TSファーマと連携し、後発医薬品の共同展開を進めています。2021年6月には新たに3成分6品目を発売しています。
また、生産性向上に向けた原価低減活動では、1錠当たりの製造コスト削減に注力するとともに、他企業との協業を含めた受託生産を拡大していきます。
医薬品製造事業を担う子会社
- 株式会社三和化学研究所
医薬品、診断薬の研究開発と製造販売を行っています。