基本的な考え方と推進体制

サステナビリティの基本的な考え方

スズケングループは、「すべての人々の笑顔あふれる豊かな生活に貢献し続ける」という経営理念の下、「健康創造」という事業領域において社会インフラとしての使命を果たすとともに、事業を通じて社会課題の解決に貢献する新たな価値を提供することで、グループの企業価値も向上すると考えています。

価値創造にはバリューチェーンにおけるさまざまなステークホルダーとの協働が不可欠です。ステークホルダーとの信頼関係を育みながら、社会課題を解決する大きな価値を生み出し、持続的な成長を目指していきます。

サステナビリティへの対応の変遷

スズケングループは、2009年に策定したグループ経営理念の実現をCSRビジョンとしています。事業や経営基盤に関連するステークホルダーを特定し、重要テーマとKPIを設定した上で、対話を通じてステークホルダーからの期待に応えていくことを全従業員の共通認識としてきました。

事業環境や社会課題が変化する中、2022年4月にはサステナビリティ委員会を発足しました。そして従来のCSRビジョンを踏襲し、事業を通じた価値創造による持続可能な社会への貢献と企業価値の向上の両立を目指すサステナビリティ方針を策定しました。

サステナビリティ経営の推進

当社グループは、2023年度から2025年度までの3年間の中期経営計画「For your next heartbeat ~未来に向けた鼓動を創ろう~」を実行しています。本計画では、「健康創造事業体」を実現し、変化するヘルスケアエコシステムに新たな「解」と「希望」を提供し続ける存在となることを目指しています。

中期経営計画における事業戦略に基づき、患者さまのヘルスケアライフサイクルのすべてに貢献する事業・サービスを開発・提供しています。こうした取り組みを通じた当社のサステナビリティ活動は、事業機会の拡大とリスクの低減につながります。持続的な成長と、地域社会や従業員などのすべてのステークホルダーに価値を提供することが当社グループの価値創造プロセスであると考えています。新たな価値を創造し続けることで、企業価値のさらなる向上と社会課題の解決に貢献していきます。

サステナビリティ推進体制

2022年4月、グループ一体でサステナビリティ経営を推進していくために、社長直轄の「サステナビリティ委員会」を設置しました。サステナビリティ委員会は、企画部門の責任者を委員長とし、管理や各事業に関わるすべての本部長、グループ各社を管轄する主管部署長によって構成され、原則年1回以上開催することとしています。多様な事業を展開する当社グループが対応すべき社会課題や、事業を通じたサステナビリティ活動、これらを踏まえたESG重要課題(マテリアリティ)とその数値目標について検討し、進捗をモニタリングしています。

委員会の協議内容は取締役会に報告しています。また、取締役会では、当社グループにおけるサステナビリティ課題について意見交換を行い、グループ全体のサステナビリティ活動の実践を監督しています。

サステナビリティ推進体制
2024年度のサステナビリティ委員会の開催状況

サプライチェーンマネジメント

スズケングループは、医薬品の製造から卸、薬局、介護に至るまで、数多くの事業を展開しています。その中でさまざまな機能やサービスを社会に提供しており、多様なサプライチェーンを構築しています。このサプライチェーンを担う一員として、サプライチェーン内の取引先や価値創造を図る事業者との連携・共存共栄を進めることで、新たなパートナーシップを構築するため、 2024年3月に「パートナーシップ構築宣言」を発表しました。

共存共栄に向けた取り組みの一つとして、製薬企業から医療機関、患者さままでをつなぐ独自の「医療流通プラットフォーム」に、デジタル技術を組み込んだ「スマートロジスティクス」を推進しています。これにより、需給調整による医薬品の偏在防止や廃棄ロスの削減に取り組んでいます。また、医薬品の適正流通(GDP)ガイドラインに準拠した品質管理や、全国BCPネットワークの構築による災害時対応などを通じて、安心・安全かつ安定的な医薬品流通の維持にも努めています。

サプライチェーン上の環境・社会リスクを認識し、事業活動を通じて、関係するサプライチェーンの課題解決に貢献することで、持続可能な医薬品流通を実践していきます。